三菱ふそう T931ベースのオフロードダンプ 2016春その5
ゲテモノ系続きます。
今回はふそうのTシリーズのダンプです。
まずは、年式はどのくらいか・・・
自分なりに検証してみます(笑)
・ヘッドライト下にフォグランプがある>初期型ではない前期型。
・ワイパーアームが2連の拝みワイパー(合掌ワイパー)でフロントガラスが2枚ガラスな事。>初期型~1973年の後期型ビッグマイナー前まで
・そのワイパーアームの付け根、フロントパネル・リッド(点検口?)が小さい事>前期型
・エアーインテークがベッド窓下の『サメのエラ』で、キノコ型エアインテークではない事>初期型から中期型
以上の点から、
年式的には、過去の記事のT810タンクローリーと同じ頃、1960年代後半(1968年頃?)と思われます。
そもそも、前・中・後期、前期・後期の区切り、人によって認識はまちまちですよね...(-_-;)
別の機会にそのあたりについても考えてみたいと思います。
さて、架装を見ていきます。ゲテモノたる所以は、このスクープエンドのベッセル。
まるで過去の記事のような構内専用車(公道外専用車)のような風貌です。
この世代のトラック、ライバルのサングレイトに構内専用車の設定がありましたが、Tシリーズはどうだったのでしょう?
今回の個体は公道モデルの流用ですかね?
上物は、無難に有名どころで新明和(川西)製でしょうか。
ベッセルの大きさから、15トン積み位でしょうか。公道を走るデカ箱ダンプに比べたら性能的には余裕かな??
足まわりです。
見ての通りトラニオンシャフトが2軸間の中央に。
ツーデフで間違いありません。ということは、『T931』で間違いないです。
残念ながら明確にわかる>『T93』のエンブレムは、紛失していました・・・
リアです。テールレンズの高さは笑うしかないです。
角型テールレンズから、少なくとも1980年代初頭まで実働だったのがうかがえます。
この角度から、後軸にもデフがあるのがわかります。
タイヤは総輪オフロード用のごついタイヤを履いています。そのタイヤは傷だらけ・・・
キャビンの会社名を調べると、北関東の歴史のある建設会社にたどり着きました。
過去の施工実績を見ると、どうやら、ダム建設や護岸工事、大規模造成などのを手掛けたようで、その現場で使われたのかもしれません。
ガラスが割られ、グリルは破壊され、無残な姿を晒しています。また、夏にはキャビンが緑に覆われるのが容易に想像できますね。
しかし、周りには木がなく陽当たりが悪くないため、意外にも錆・腐りの進行は少なめの感じがします。
公道復帰は難しいとは思いますが、原形をとどめているので、展示物としての保存は出来るはず。
トラックメーカーさん・架装メーカーさんに引き取ってもらってゲテモノ除雪車のように保存・展示に...なんて事にはならないものですかね...
そういえば、カラーリングが1/32兄弟星みたいw
1/32 T951の箱車 ☆兄弟星☆
スポンサーサイト
にほんブログ村
amazonタイムセール開催中!!