日野 ドルフィンGN タンクローリー 秋の旧型トラック特集 2015 その3
2015.3 静岡県
とあるガソリンスタンドで見掛けた、ドルフィンのタンクローリーです。
丸目が特徴の前期型。
個人的にはドルフィンにはあまり古いイメージが無いのですが・・・
デビューから約35年となる前期型。流石に現存個体が少なくなってきましたね。
当時ドライバーの間では人気があまり無かったらしい前期型。
ドルフィンは現役もまだ多くファンも多いのに、ネットで前期型の画像検索をしても、
シャッターグリル期以降とくらべると出回っていないようです。
先代のZM/KF/TC等から、技術的な見所が多々あったモデルチェンジの筈ですが、地味?淡泊?な
見た目が少なからず影響している気がします。
迫力のトレーラーグリルにスワップされている個体が多々見られるのも納得出来ますね。
逆に、今となってはこのグリルは貴重な存在と言えますが(笑
グリルのエンブレムです。
ショートホイールベースの前2軸、GN。6気筒生エンジン270馬力のようです。
型式と数字部分は分割?その個体にあった組み合わせが出来るんでしょうか?
ETコントロールとは、『燃料噴射時期自動制御装置』の事だそうです。
前2軸(4軸車も含む)の専用フェンダー
キャビンと第一軸目との位置関係はこんな感じです。
フロントのチャンバー
前期はフルエアーなのでチャンバーがあるんですよね。
リアです。マキシ無しのチャンバーで、見た目はTCとほぼ同じでしょうか。
デフケースの形状が、日野らしくないデフケース下部に突起+ドレンボルトではない形状のもの。
FNには突起があったので、GN専用アクスル?
上物は新明和でした。
カラーリングは見慣れた近年の物、ジャパンエナージーの『JOMO』ですが、JXホールディングス傘下となり
それも消滅。『ENEOS』ブランドで統合。
このカラーリングも過去のものとなるんですね。
この個体が新車当時は、どのようなカラーリングだったのか想像が膨らみます。
それにしても、石油元売りの合併というか再編の流れはわかり辛いですね・・・
この記事を書くにあたり、勉強してしまいました(笑
最後に、対応して下さったスタンドの皆様、ありがとうございました。
スポンサーサイト
にほんブログ村
amazonタイムセール開催中!!
三菱ふそう FS後期型 ウイング 秋の旧型トラック特集 2015 その2
2015.1
民家の敷地内で見掛けた、Fシリーズ後期型、通称『ブラックマスク』です。
8x4の低床という事で『FS』になります。
立派な踏台まであり、物置として生活に溶け込んでいるのが伺えます。
比較的欠品は少なめ。角ばった風防も現行型トラックでは見かけない形です。
閑静な住宅街の中だけあって、今まで悪戯や盗難からは逃れてきたのかもしれませんね。
日当たりも良いので、腐りも少なめに見えます。
自宅庭に大型トラックとは・・・広いお宅が羨ましいですね。
にほんブログ村
amazonタイムセール開催中!!
いすゞ TSD深ダンプ 秋の旧型トラック特集 2015
2015.4 群馬県
予告通り、秋の旧型トラック特集いきます!
年内にネタを消化できるか?
ふそうW250の隣に居た、いすゞのTSDです。
上物はダンプ。深いアオリの割には華奢なプロテクターという事で、土砂禁の農耕ファームダンプでしょうか?
総輪駆動ということで、過酷な現場で酷使されて傷だらけの個体が多いイメージのTSD/TWD。
らしくない(?)メタリックカラーに綺麗に仕上げられ、幸せな個体ですね。
にほんブログ村
amazonタイムセール開催中!!
三菱ふそう K252はしご車 夏の旧型トラック特集 2015 その25
2015.5 千葉県
昭和生まれ昭和育ちにとって、印象に残っているはしご車と言ったら、前2軸のTCやFTよりも、この
ローキャブのK201/K252ではないでしょうか。当時の児童書には必ずと言っていいほどよく登場しましたね。
しかし、fd830の育った町はFT前期型だったので、実車を初めて見たのは三十路のオッサンになった、2011年にお伝えした山形県米沢市のK252でした。
しかし、それも翌年には引退・・・。
もう日本には現存個体は居ないであろうと思ってたところ、ネット上でいくつか画像を発見。色々な方のヒントをもとに、
ココへと辿り着く事が出来ました♪
まずこの個体はK201かK252のどちらなのか。コーションプレートが一切残っておらず、この場では判断できませんでした。
その後、消防ファンの方のココを参考にさせて頂いた所、平面的なフロントガラスの特徴から、外装からの判断ではK252ではないのかと思うのですが、如何でしょうか?
このローキャブのプロポーションは、かつて見た兄貴分のクレーンキャリアのローボーイと似てますねぇ(当たり前か)
エンジンはキャビンの後。
搭載エンジンはV8の8DC20型265馬力でした。あの爆音が背後から聞こえて来る訳ですね(笑)
確かK252の末期は8DC4型なので、この個体はK252初期の物なのかな?あるいはK201の後期なのか・・・
K252という自信がなくなってきました。。。
お約束の下回り調査ですw
見ての通りリーフスプリングの無いウォーキングビームでした♪
ちなみ現行型のはしご車でもウォーキングビームの個体がありますね。
アクスル(車軸)もローボーイやW系トラクターと同じく、ダブルリダクション(2段減速)でプロペラシャフトがデフの上を通る
トップロード型でした。
クレーンキャリアのダブルルーキをベースにK201/K252は作られたそうですが、下回りからもそれが伺えます。
足周りでダブルルーキーと大きく違うのは、エアーチャンバーが無い事。フルエアーブレーキではなく、エア油圧複合なんですね。
塗装面が剥がれ落ち錆が散見できますが、分厚い鉄板を使っているのか、表面だけで腐りは殆ど無いように見えます。
三菱ふそうサン!これはレストア計画に是非とも加えて欲しい一台です!!
そうそう、消防車のプラモ・ミニカーを出す(出している)アオシマさん、トミーテックさんにも精密なモデル化を期待したいです。
実車がまだあるうちに是非とも...
以上、2015夏の旧型特集を終わりにします。長々とお付き合いありがとうございました!
引き続き秋の旧型特集をどうぞ~(笑
にほんブログ村
amazonタイムセール開催中!!