三菱ふそう NW413トラクターの足回り

久しぶりに足回りネタです。
今回はNW413です。
まずはフロントサスペンション。何枚あるのかわからない位重なったリーフスプリング。
フロントショックが両側フレームの内側を通っています。

リアサスは一見トラニオンですが、リーフを一切使わないウォーキングビーム。
過去登場のふそうのクレーンキャリアに似ています。

前輪
リムクランプのホイール。
ディスク部分が無い、リムだけのホイールというのがよくわかります。

後輪
こちらもリムクランプでハブはハブリダクション。
大型のフォークリフトと形状が似ています。
タイヤサイズは総輪12.00-20でした。
一般の公道向け大型トラックと比べて、桁外れの大きさと頑丈な作りに圧倒されました。
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日野 ドルフィン初期型のフルエアーブレーキ

2014.4 群馬県
過去の記事で登場した、ドルフィン前期初期型です。
同じく前期型のFN消防車でもお伝えしたとおり、ブレーキがフルエアーなのが前期型の特徴です。
今回は3軸引きずりの『FR』。 同じ引きずりの先代、『KF』との違いを確認してみました。

まずはフロントです。前方のバンパー側から。


こちらは後方から。

気になる後軸です。
先ずは、駆動軸の後前軸。
マキシチャンバーではありません!!
KFはマキシ付だったのに・・・
なんだか退化してしまった(?)印象ですね。

引きずりの後後軸。
こちらにもやはりマキシは無しです。

KFとはチャンバーの取り付け位置が変わっています。
また、チャンバー自体もエアー取り入れ口の位置が変わっていますね。
おまけで補機類です。


エアータンク周辺は、後のエアー&油圧のモデルと形状が違うので、横から見分ける時の参考になるみたいです。
マキシチャンバーが無いので、どうやら駐車はサイドブレーキのプロペラシャフト(以降ペラシャ)制動のみ
になってしまったようです。
海外向けは単車でもフルエアーが多いでしょうし、日本国内もSS等のトラクターはペラシャ制動サイドブレーキに
加えて、マキシ(ホイールパーク)付だったはず。(年式による違いがあるかもしれませんが)
せっかくフルエアーなのにマキシ無しというのが不思議です。
同時代他社の単車はエアー油圧で、もともとぺラシャ制動のサイドブレーキのみ。
駐車する分にはそれだけでも良いとの判断で、KFからのコストダウンだったのでしょうか・・・
以上、模型作りの参考になりましたら幸いです。前期を作る際にはチャンバー取り付けは必須ですね!

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日野 プロフィア アウター外し その2

2014.8 埼玉県
一見普通のプロフィアのタンクローリーに見えますが・・・・
数年来気になっていた一台です。
実は・・・・・


3軸車で総重量20トン車の引きずりアウターはずしです。全長・ホイールベースとも、かなり短い印象です。
前回のスーパーグレートが仮置きだったのに対して、今回は正真正銘のアウターはずし運行です。
それでは、気になるアウターはずし部分の画像です。



なんとも不自然で不恰好な外観ですが、タイヤ2本節約できるぶん軽量化ができ、積載量アップに繋がる訳
なんですね。
軸重配分が、だいたい前軸:後前軸:後後軸=1:2:1となる、総重量20トン車ならではの手法でした。
昭和時代はもちろん、20トン超の増トン車が出る前の平成一桁時代までは割と見られましたね。
サスペンションは、グラプロ世代のカーゴ系では珍しくなった、トラニオン。
今は殆どエアサスペンションですよね。ホイールはアルコア製のアルミホイールで、更なる軽量化を。
(キャビンも画像のハイキャブではなく、ローキャブにすればもっと軽量化を狙えそうではありますが)
ちなみ上物のタンクは昭和飛行機工業製で、最大積載量は11.2トンの14KL車のようでした。
現行モデルのアウターはずしはなかなか無いので興奮の撮影となりました(笑)
最後に撮影に協力してくださった、運転手さん・スタンドの社長さん、
お仕事中にもかかわらずありがとうございました。

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三菱ふそう Tシリーズ T931ダンプ 詳細リポート2 足回り編

外装を通り越していきなりの足回り編です。
かなりマニアックなので、興味の無い方にはまったくどうでも良い話かと思いますので、スルーしちゃってくださいw
見ての通りトラニオンの足回りなんですが、なんだか雰囲気が違います。

問題の箇所、トルクロッドの固定方法に注目です。


こちらは、後方から。
トルクロッドが片側から押し込み固定する、『片持ちタイプ』なんですね。
この固定方法、ひきずりのT951でも同じ『片持ちタイプ』でした。
ちょうど同年代の非カスタムのT951セルフローダーでお分かりいただけると思います。
下は比較用のトラニオン


こちら最終型(1973年)のT931のトラニオンです。
最終型で足回りに大きな変化があったんですね。
現在のトラニオンと若干の形状の違いはありますが、トルクロッドの固定方法は同じで、ブッシュを貫通した棒の
左右をボルト2本で固定。おそらく、ひきずりのT951/952も同様の変更がされたのだと思います。
スプリングが固定されているトラニオンサドル?の形状や、6本留めのトラニオンシャフトのカバー?等の
違いは見られますが、トラニオンベースがFシリーズのFVと形状が似ているような?
一部部品はFシリーズへと流用されたのかもしれませんね。たかぼう様のブログを参照

こちら再びT931カスタムダンプ。
トラニオン裏側を撮影。

トラニオンベースのアップ

後前軸とインターアクスルデフ

後前軸とインターアクスルデフ その2

後前軸を後方から。
デフ上のトルクロッドの固定位置が、後後軸と反転しているのがわかります。

後後軸を前方から。
トルクロッドが写っていなかった・・・orz
トラニオンベースとデフ上側のトルクロッドのシャシー側への固定方法など、まだまだ判らない部分が多々あるので、
再調査の必要がありそうです。
次回はツナギや寝板持参の準備万端で挑みたいところです(笑)
以上足回りについてでした。
ちなみに、某キットは最終型の設定ですが、なんだか後前軸の使用指示部品が片持ちタイプになっていませんか?
組み立てた方教えてください。
1/32 ヘビーフレイトシリーズNo.15 ふそう T951 後期型 平ボデー

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